月のいと明かきに

私の過去と今、そして未来マップを綴ります

ヘルスリテラシー

子宮頚部の円錐手術を受けて10日ほど経ちました。

軽い出血は続いているものの、日常生活には全く問題なく元気に過ごせています。

 

今日は今回の高度異形成になったことでヘルスリテラシーについて考えさせられたことを書いてみますね。

 

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ヘルスリテラシーとは「健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力」のことです。

ヘルスリテラシー | 公益社団法人 東京都医師会 から抜粋

 

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とあります。

 

「私には専門的なことはわかんないので、お医者さんになんでもお任せします」

 

と言うのをやめて、自分で健康や病気に関することを調べたり、病院や治療法を探す患者側の意識を高くすることが大事になってくるのかと思っています。

主体的になれってことですね。

 

ここから自分の体験談なのですが、私は初夏に健康診断を受けて要精密検査となり高度異形成(子宮がんの手前)と診断されました。

その診察時、

 

・一般的にまずは、体の負担も少ない円錐手術でその悪い部分を切り取って現状把握し、結果によっては再度手術をする

 

・子宮を全摘する方法もある(手術も開腹、腹腔鏡あり)

 

と治療法を提示され、なおかつ

「どの病院でどの治療法と手術形式にするのかはあなたの自由です」

と言われました。

 

ある程度ネットや本で知識を得ていましたが、とても悩みました。

円錐手術を受けてもこれから再発にずっと怯えて暮らすのか、それなら全摘したほうが根本的に解決するんだろうか。

なまじ選択の余地があるってことは、それだけ悩むってことです。

それぞれのメリット・デメリットが存在するので、自分の病状にとってこれからを見据えてどの選択がよりベターなのか、を考えることになります。

 

結果的に私は一週間考え抜いて円錐手術を選びましたが、とても良い機会だったと今では考えています。

 

どうしても病気の分野、しかも手術が絡むと医者任せになりがちなのかもしれません。

でも自分の病気のことだから自分で知識を入れてどう選ぶのかが一番納得がいくはずだし、そうじゃないと一方的な神頼みならぬ医者頼み状態になっちゃう。

 

それだと後遺症やリスクを説明されたとしてもちょっとでも何か出たときに、めっちゃ文句しかでない気がします。

 

患者もある程度賢くないといけない時代。

患者自身が治療法を選ぶ時代。

 

病気を敵とするならば、敵のことをよく知ることって基本だと思うんです。

それで、その戦いに勝つために真剣な戦略を立てるはず。

 

健康や病気の知識って、玉石混淆なので正しいものを取得するのも難しさはあります。

私はがんに関して厚生労働省のHPを参考にしました。

そうじゃないと、〇〇を食べて治った!みたいな情報も同じようにPCやスマホの検索画面に出てくるからです。

 

わからないこと、相談したいこと、不安に思うことをポイントで医師や医療関係者に相談してより良い選択をしていけるのがベストですね。

 

病気のことは不安だから、冷静になれなかったりします。

そんな時には自分の不安な気持ちを大事な人に話したり、ピアサポートを使って心のケアもできるといいかもしれません。

力になってくれる人はいるし、結構何気ない言葉で気持ちが楽になったりもしますよ。