今週のお題「夢」
「生きることを許された」と言う意味において、私は選ばれた国民になっていた。しかし選ばれたはいいけれど、絶対的な王様が君臨していてその命令に背くことが許されない。やる仕事から、着る洋服、食べるもの、それこそ一挙手一投足まですべてが決まった世界だった。息苦しいことこの上ない。
常にピリピリした空気が漂っていて、誰かが背こうとするとホイッスルが鳴る異様な毎日。私はちょっとの隙を見つけては隠れようとしたり逃げようとするのだがいずれも失敗に終わる。
「ここには安心する場所なんてないな」と諦めかけたとき、仕事の配属先が変わった。この世の中心人物が暮らす場所に赴任することになったのだった。
そこで初めてこの世の王様を見た。
あれ!!と思って二度見する。
なぜならその人は私の初恋の人じゃないか。ふさふさの髭におおわれ、烏帽子を被ってるけど、あれは間違いなく彼だろう。
慌てて名前を確認するとお馴染みフルネームとそこに何だか凄そうな称号がついていた。
なんじゃそりゃっ( ゚Д゚)
なんてこったい!
彼がこの息苦しい世界を統率しているのか。
私は堂々と「同級生のフーカだよ」と名乗り出る。自殺行為とも言えるが、一気に意気投合してしまった。
国王はここまでの地位にくるまでの戦いがどれだけ激しく苦しかったか、たくさんの犠牲者を出したかという険しい道のりを淡々と語った。「俺はそんな世を終わりにして人々の命を守るために敢えて厳しいルールのある世界を作ったのだ」と言う。
いや、いくらなんでも厳しすぎるじゃんか!と思いつつ夢が終わった。
夢は自分の潜在意識だと言うけど・・・もしかして私苦しいんだろうか。
起きたらやっぱり腰が痛かったYO!
今日もお読みいただきありがとうございます(*´ω`*)